24日朝の愛媛県内は、松山市などで局地的に濃い霧に覆われた。松山地方気象台によると、23日夜までのまとまった雨で湿度の高い状態が続いていた中、24日は晴れて地表の熱が放出される放射冷却で気温が低下し、発生したとみられる。気象台は午前7時47分、県内に濃霧注意報を出した。
 松山市内では、見通しが悪い中、前照灯をつけるなどして慎重に運転する車が多く見られた。同市丸之内の松山城からは真っ白な霧に覆われた市内が一望でき、訪れた観光客らが足を止め、冬にはなかなか見られない幻想的な光景を写真に収めていた。